なにもしないお盆が終わった。
お墓参りとお墓近くの親戚参りはしたか。でもそんなもの。
棚経はうちがお寺の地域外だからか?お盆よりずっと早く来て、そのときは御霊供の用意をする。それが終わるとなにもしない。
のだが、去年はさすがに新盆だったので何かした。今年はほんとにスイカを仏壇に供えるくらいしかしなかった。買ってきたやつ置いただけだろというやつ。母もそうだったし…。
しかし気付けばじきに母の三回忌。法要の連絡をしなければ。
2年になるんだなあ。来年の干支は母と同じ未年。生きてれば72歳だったのか。
亡くなって1年は、1年前の今頃はといちいち思い出されてつらかったけど一巡すると去年のわたしはなんとかやってたなと思えてずいぶん楽になった。そういう意味で三回忌はいい一区切りになる。
相変わらず親戚は呼びません。うちと妹一家だけでやる。
父がまともなら人を呼んでもいいんだけど、父に何か事前の予定を知らせるとわけのわからないことばかりわけのわからないタイミングで言い出してそれだけでへとへとになるので法事の引き出物や食事の用意なんかとても無理。
そういえば、父はずいぶん前からこんな状態だけど、妹は母の葬儀で父と一緒に長時間過ごすまでそれをわかってなかったな。だいぶぼけてるとは言っていたんだけど、父と妹はわたしや母のいるところで過ごして少し話すくらいだったから実態がわからなかったのだろう。
だから、父が退職したら料理を覚えてもらったらいいとか、シルバー人材で働いたらどうかとか色々言ってた。無理だとわたしが言っても「でも何もしないのよくないし…」という感じ。
それはそうなんだけど、父が何かすると全てに後始末が必要なのだよね。
当時の妹は生協のミールキット頼んだらお父さんでもできるよと言っていた。
生協の宅配が届くことを覚えていられないし、覚えてたとしても「いつ」届くが覚えられないので常にわあわあ騒ぐようになるし、冷蔵の受取も難しいし、だからといって軒先にクールボックスを置いておいても多分ボックス片付けたりする。父はすでにそういう状態だったのだよな。
物忘れだけではなく、物忘れの状態でむやみやたらと行動するやっかいさを妹は知らなかった。
母の葬儀の前にわたしが家で所用をすませている間、斎場で妹と子供と父で過ごしたんだけど、妹は1時間もしないうちに音を上げてた。「お父さんはへんなことばかり言って話が通じないし、何回も同じ電話ばかりかけてるし、子供の面倒全く見てくれないし、子供が飽きて暴れ始めているので家に帰りたい。はやく戻ってきて」という。
考えてみるとそれ以来妹はお父さんはあれしたら、とか言わなくなったな。とても無理だとわかったのだろう。
父はやれることはそれなりに残ってるので、こういう状態でも働ける人はいると思う。もともとの性格で「言われたことだけやる」「言われた通りにやる」「待っているべき状況なら待つ」ができないから、物忘れがそこまでひどくないのに行動がひどくなってるのだ。
サラリーマンで生きてきて会社や上司の意向を汲んだり指示されて動くようなことに慣れてるような人なら父くらいの状態でもまだいろんなことやれるんじゃないかな。そういう人は忘れるなら人から言われたことメモするとかやるでしょ。だいたい人の話聞くし。
父はだめ、覚えようとメモってることはあるけど、わたしが言ったことなんかは絶対にメモらない。自分が調べたりYouTubeで聞いたどうでもいいようなことをメモっている。そして仏壇の前に置いてあるお菓子は誰からもらったのだと1日最低1回、連日聞いてくる。なお父方の親戚から父が受け取って父が持って帰ったお菓子である。
なんかもうしんどくなってまともに相手しないことも多い。父はそれはそれでつらそうだけど、どうしようもなくね?
お盆のときに会った親戚の東京から帰省中の大学1年生の女子、父が何回「いつまでこっちにおるの?」と聞いても何回も同じように答えててまじえらいと思った。けどわたしも他人ならそうできるかもなあ。でもえらいよね。
わたしの短気な性格がよくないのは確かだけど、これは父似なのでしょうがない。